志末与志著『怪獣宇宙MONSTER SPACE』

怪獣monsterのコンテンツを中心に興味の赴くままに色々と綴っていくブログです。

2024-01-01から1年間の記事一覧

令和6年下半期競馬日記

monsterspace.hateblo.jp 7月7日 プロキオンステークス(GⅢ) 単・複11 100円×2→290円 ヤマニンウルス応援馬券。 7月14日 函館記念(GⅢ) 単・複 1・2・10 100円×6→0円 とりあえず勝ってほしい馬の応援馬券を買ってみたが見事にダメだった。サヴォーナは4着…

『光る君へ』とは何だったのか

令和6年のNHK大河ドラマは『光る君へ』。主人公を紫式部とし、平安時代中期の京都・宮廷を主な舞台にする大河ドラマだ。平安時代の大河ドラマ自体は過去にもあったが、武士が主人公ではない上で中期を時代にした作品は初めてだ(時代的には『風と雲と虹と』…

令和6年(2024)のプロ野球

今年の野球はボーっとしていたら展開に置いて行かれるが、かと言ってずっと見るほどの見応えもないという印象だ。 横浜DeNAベイスターズ 9月入った時点で4位だったのにカープが逆噴射した結果として3位に入り、その後のCS・日本シリーズで下剋上日本一を決め…

『ウルトラマンアーク』第21話「夢咲き鳥」感想+玩具レビュー

『ウルトラマンアーク』は想像力をテーマにしているウルトラマンだ。という初報の時から密かにキングオブモンスの登場は期待していた。キングオブモンスは先年ウルトラマンガイアのイベントで出来の良い着ぐるみが作られたこともあり、映像作品への登場熱も…

天文11年(1542)の「三好康長」という虚像―「史料稿本」の追記から

『大日本史料』という史料集がある。平安時代中期から江戸時代までを対象にする、日本史の基幹となることを目指された史料集だが、如何せん日本史の史料は膨大である。明治から編纂が続いているが、このペースだとまず間違いなく今世紀中には完結しないだろ…

ススメ!『ウルトラマンゼロ 15th Anniversary Memorial Photo Book Beyond the STARS』

今年はウルトラマンゼロ15周年!10周年前後の時もムックが量産されましたが…今回来たのは何と写真集!写真集!!?ウルトラマンゼロ…お前アイドルか?紛うことなきアイドルだったわ…。ウルトラマンゼロ 15th Anniversary Memorial Photo Book Beyond the STA…

「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in OSAKA」に行ってきた!

全国の都市をめぐる「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle!」通称「クルクル」はもちろん大阪でも開催!地元民なら行くっきゃねえぜ!と言いたいところだったが、幕張でまさかの3公演全部一発で当たるという僥倖を経験した結果、金銭的余裕が失われ、…

「松田氏家蔵古文書」所収畠山稙長感状の年次比定について

近日、『大阪の歴史』96号にて「【史料紹介】宮内庁書陵部所蔵『久留米諸家古文書』所収「松田氏家蔵古文書」」が掲載された。詳しくは同論文に譲るが、この「松田氏家蔵古文書」は細川氏綱・十河一存に仕えた松田守興およびその子孫の受給文書が中心で、守…

「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in MAKUHARI」に行ってきた!

ウマ娘のライブイベントは今年ようやく現地デビューしたわけですが、5thイベントが完走したのも束の間、新たな参加型イベントとして「Twinkle Circle!」がスタート。料金が下がった一方で、バラエティパートとライブパートの2本立てとなりました。大阪公演…

ULTRAMAN GALLERY ウルトラマンゼロ15周年〜Beyond the STARS〜 感想

今年はウルトラマンゼロが登場して15周年!当然のようにゼロを推していく展開も止まりません。展示&グリーティングイベントとして始まった「ULTRAMAN GALLERY ウルトラマンゼロ15周年〜Beyond the STARS〜」も地方へ巡回を開始。9月27日~10月14日はアベノ…

三好にまつわる小話集④

monsterspace.hateblo.jp monsterspace.hateblo.jp monsterspace.hateblo.jp 篠原長房と十河一存の因縁 『昔阿波物語』 一、上方より名人の兵法人式部と申人罷下、孫四郎師匠として兵法の稽古被成候、又阿波の国ハ内藤太郎兵衛と申人、新当流を教へ申候ニ付…

ウルトラヒーローズEXPO2024 うめだサマーフェスティバルの感想

今年は梅田でも開催というのでちゃんと行ってきました。近場でやってくれると特に予定を立てなくてもふらっと行けるのでありがたいですね。 monsterspace.hateblo.jp さて、会場としては阪神百貨店の8階が展示と物販、11階がライブとウルトラショットになっ…

園田競馬場に行ってきた!

昨年から京都競馬場、阪神競馬場と近隣の競馬場を訪れているわけだが、阪神圏には地方競馬の園田競馬場もあり気になってはいた。しかしなかなか行く機会が見出せなかった。地方競馬は開催が平日で日中に働いていると参加が難しい。ナイター競馬もあるものの…

三好にまつわる小話集③

monsterspace.hateblo.jp monsterspace.hateblo.jp 三好宗渭の夜中の激痛 『半井古仙法印療治日記』 一、三好下野入道釣閑斎、腎積常ニ有、一両月発テ大痛ヲナス、灸・針・薬種々治スルニ近日験ナリ、然トモ日中ハ不痛、夜半次後必痛ヲ成、諸医治スレトモ終…

ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル2024IN池袋・サンシャインシティの感想

令和6年(2024)7月27日に池袋サンシャインシティで開催されたウルトラヒーローズEXPO2024サマーフェスティバルIN池袋・サンシャインシティに行ってきました。例年に比べて早いタイミングなのは別の記事を参照…。monsterspace.hateblo.jp これまでは混雑や料…

「『ウマ娘 プリティーダービー』WINNING LIVE 18」発売記念イベントに行ってました!

去る7月27日にわざわざ東京まで行ってました。私のストーカーなら「あれ?」と思うかもしれません。例年通りだと東京に行くのはだいたい8月なので、今年はタイミングが早いですね。なぜそうなったのか…それは… 「『ウマ娘 プリティーダービー』WINNING LIVE …

三好にまつわる小話集②

monsterspace.hateblo.jp 篠原長房毒殺未遂 『半井古仙法印療治日記』 一、篠原右京進、中冬中比至尼崎、俄吐逆一両日不止、全身力抜、手足一向如無骨、食之近辺ニ有ヲ見テモ嘔吐ス、腹痛時有、草臥無正体、 其刻拙者田舎ニ候テ脈不見、歴々医者替々療治スル…

伊丹忠親の初見と仮名「八郎」

以前、摂津伊丹氏は永禄末期に親興(貞親)から忠親に代替わりしており、両者が別人であること、よって永禄末期以降の伊丹氏当主を親興とする記述は誤りであると書いた。monsterspace.hateblo.jp 詳しくは記事を読んでもらいたいが、その中では永禄9年(1566…

三好にまつわる小話集①

戦国時代や戦国武将は歴史コンテンツの中でも根強い人気がある。例えば、NHKの大河ドラマは2026年放送予定の『豊臣兄弟!』までで65作品あるが、うち24作品が戦国時代を扱うか人物の生涯が戦国時代に被っている。当然のように扱われる時代としては最多だ。そ…

令和6年競馬上半期競馬日記

monsterspace.hateblo.jp 1月6日 於京都競馬場 メロディーレーンが万葉ステークス出走のため京都競馬場に来るというので、新年である程度時間があることもあり、現地参戦。重賞は京都金杯(GⅢ)開催の日だったが、新年初日ということもあってか、客足は結構…

【ネタバレ有】『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』感想

※この記事中には映画の内容に関するネタバレを大いに含みます。初視聴の驚きや感動を体感したい方にはおススメしません。 monsterspace.hateblo.jp 配信作品『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』はウマ娘メディア展開の新しい可能性を示してくれた…

天野忠幸編著『摂津・河内・和泉の戦国史』(法律文化社)の感想

天野忠幸氏といえば、三好史研究の泰斗で一般書も精力的に出されており、近年でも『室町幕府分裂と畿内近国の胎動』や『三好一族』などを著されている。とりあえずはこの2冊で近年の研究成果を一般に普及できたかなと思っていたところ、法律文化社歴懇舎がこ…

NEW GENERATION THE LIVE スターズ編~奴らがウルティメイトフォースゼロ~ in 博品館劇場 感想

今年はウルトラマンゼロ15周年!ちょっと前にゼロ10周年だったような気がすることを思うと、時が経つのが早くなってますね…。それはともかく、円谷プロもゼロ15周年を推していく気はあるようで、今年もすでにイベント開催が決まっている。とは言え今年のもの…

大阪杯を見に行ってきた!

前年の菊花賞を京都競馬場に観に行って競馬場デビューを果たして以来、京都競馬場にも何回か通い、次の目標は新たなエリア開拓となった。それには近場の阪神競馬場こそがふさわしい。折しもタスティエーラ、ソールオリエンスなど、4歳有力馬が参戦するGⅠ・大…

ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND - NEW GATE -に行ってきた!

待望のウマ娘ライブ参戦!果たしてチケットは取れるのか?DAY1は一発で、DAY2は2度目で取れました。やったぜ! 現地ライブはもちろん生のライブを十二分に楽しめることもあるが、どういう人間が「同志」なのかを実見できるのも貴重な機会だ。実際、ザ・オタ…

切通理作『ウルトラマン ニュージェネの証~『ギンガ』『ギンガS』『X』『オーブ』『ジード』&ゼロ』(株式会社ホビージャパン)感想

気付けば「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼ばれる『ウルトラマンギンガ』以来のウルトラマンシリーズの歴史も10年を超えた。総集編番組を挟みながらという留保付きながら、これほど長くTVシリーズのウルトラマンが製作され続けたのは空前だ。そして…

『ウルトラマンブレーザー』怪獣寸評

『ウルトラマンブレーザー』は新規怪獣というものを明確に売りにしたウルトラマンだった。ニュージェネレーションウルトラマンでは着ぐるみの使い回しが多く、ここまで新規怪獣率が高いのはかなり久々だ。もっとも放送前はそれに対する不安を記事に認めたり…

【ネタバレ有】『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』感想

※この記事中には映画の内容に関するネタバレを大いに含みます。初視聴の驚きや感動を体感したい方にはおススメしません。 『ウルトラマンブレーザー』はある種の先祖返りというか「ニュージェネシリーズももう10作あるんだからたまには単独ウルトラマン・新…

内藤国貞の娘(内藤貞勝・貞弘(如安)の母)―丹波守護代家継承の中核

本記事で取り上げるのは内藤国貞の娘にして内藤宗勝(松永長頼)の妻、内藤貞勝・貞弘(如安)兄弟の母にあたる女性である。いきなり長々しい形容ばかりだが、この女性は名前がわからない。実名がわからないのはもちろんのこと、法名も不明で、史料上に特定…

『兼右卿記』に記された年齢まとめ

歴史上の人物の説明として生没年は基本的事項となる。いつ生きていたかによって、その人物が関わる人物や事件の評価が変わってくることもままある。例えば、「北条早雲」として知られる伊勢宗瑞はかつて永享4年(1432)誕生とされてきた。この通説に従うと、…