志末与志著『怪獣宇宙MONSTER SPACE』

怪獣monsterのコンテンツを中心に興味の赴くままに色々と綴っていくブログです。

ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND - NEW GATE -に行ってきた!

 待望のウマ娘ライブ参戦!果たしてチケットは取れるのか?DAY1は一発で、DAY2は2度目で取れました。やったぜ!
 現地ライブはもちろん生のライブを十二分に楽しめることもあるが、どういう人間が「同志」なのかを実見できるのも貴重な機会だ。実際、ザ・オタクのようなおっさん男性もいたが、3割くらいは女性*1で、若者やカップルもいて、老若男女に大きな広がりを持っているコンテンツだと実感できた。特に女性陣は推しウマ娘の勝負服や私服をイメージしたコーデや髪型再現をしても浮かないので羨ましいね。実際に見てみて新鮮だったのはタオルの使い方。ウマ娘のファングッズにはキャラクターが印刷されたタオルがあるのだが、てっきりスポーツ中継でやっているみたいにタオルを掲げたりして使うのかと思っていたら、皆さん肩にかけていた。そのおかげで後ろから見るとその人の推しが如実にわかる。そういう仕組みかあー。ちなみにタオル3つ繋げてマントみたいにしている方もいました。
 タオルもだが全身で推しウマ娘を表現している方が…多い!バッグに缶バッジやアクリルを数十個入れてるのは当たり前、自作のうちわや法被なども見かけた。私はそこまでやる勇気はなかったので皆さん若いなあ(じじくさい発言)。そうすると、ウマ娘でも誰が人気なのかは傍目から見るだけでもわかりやすい。アニメでのチームスピカやカノープスに今回のライブでは出番がないのにブルボン・ライスのタオルも見かけた。アニメ3期の感想では色々と物言いを付けた部分もあったが、こんだけ満遍なく人気があればそりゃキタサンはスピカ所属になるし、カノープスも賑やかしで出てくるし、特訓の師匠はブルボンとライスになるんだなあ。加えて言うと、ドゥラメンテもタオルやグッズを固めたドゥラメンテ女子とでも言うべき方を何人も見かけた。3期のドゥラメンテはあまり内面に踏み込んでいなかったので人気的にどうなのかと思う部分もあったのだが、無茶苦茶人気あるじゃん!(育成キャラとしての実装直後というのもあるだろうが)どういう人がコンテンツを支えているのかが如実にわかって、コンテンツの解像度が上がったと言える。

 まずは、各日の姿勢的な感想を。

  • DAY1

 サクッとチケット取れたおかげかアリーナ席。前からの距離はバズーカからのモールがギリギリ届かない位置。ステージとも近いので登壇者の表情まで見える一方で、向こう側の人や全体は見にくい。あと、撮影用であろうドローンが飛んでるのがチラチラ視界に入ってくるのが若干気になる。しかし熱量はとてつもない。とにかく爆音なので曲や歌声をじっくりと聞くという感じではないものの、ステージとの一体感は無茶苦茶ある。おこがましいながら、こっちもダイレクトにライブの一部を形成している感じがあるし、壇上で花火(?)が上がったりすると本当に熱い!なお、ペンライトは購入していたが、初日に受取をできなかったので、ペンライトがなく、仕方ないので腕を振り上げたり、手を揉みながらエールを送っていた(ペンライト貸そうか?と言ってくれた隣の人ありがとうございます(でも借りなかった))。また、4時間もの長期ライブなので、尿意を防ぐために2時半には用を済ませて何も飲まないようにしていたが、そのせいで途中で喉がカラカラになってしまった。結果、ライブが終わると足への疲労が半端なく…くたびれた。

  • DAY2

 すんなりと席をとれなかったせいかスタンド席。アリーナ席と違ってステージからは距離があり、登壇者の表情などはもう見えない。その分全体を見通せるし、音も落ち着いていて音楽を楽しめるというのがメリットか。今回はトロッコでスタンド席を巡行もしてくれたので、特定のキャストは間近で見られたのもスタンド席の特典ではあった。DAY2はペンライトも常備し、とにかく状況に合わせて色を変えたり、周囲に合わせているような合わせていないような感じで振りまくった。水分補給用の飲料もちゃんと準備してきたものの、それも終盤にはなくなってやっぱり喉がカラカラになってしまった。むう、500ミリ1本じゃ足りんか…。スタンド席はステージとは距離があるので一体感というものまではなく、そこまで体は動かさなかったが、ペンライトの動きは多かったので今度は手が疲れた。

 続いて出演者の皆さん。いや…何というか現実感があるのに現実感がない。やっぱこれまで声優さんたちを見る時は、公式サイトの写真だったりネットでの動画越しだったりして、どうしても直接触れ合えない雲の上の存在という感触があったのが、画面越しに見た存在がそのまま実在しているというのに…感無量だった。どうしても画面越しだと見栄えとか編集とかあってそのまんまじゃない気がするじゃないですか。本当に「本物」が画面越しよりもキラキラした状態でお出しされましたからね。失礼ながら、女性声優さんは女優さんに比べて癖のある顔だったりするじゃないですか。実際見てみたら全員美人というか、超絶上澄みなんだなと思わせれました。

 生で見られるのを一番楽しみにしてた娘だったんだけど…想像以上でした。センターに立っていることに貫録が伴っているのもさることながら、自身にスポットライトが当たっていない時でも割合動いていてそれがあざとかったりもするのだが、場を壊さない自然さがある。キレがあるとも違う、洗練された動きをする。間違いなくお祭り大将だった。この人がいる限り、ウマ娘のイベントはでっかい大黒柱があると実感できる。それはともかくとして、去年から働きづめなのは心配だが…(売れてる時に休めば良いと安易に言えないのも辛いところですね)。

  • 新時代の扉組

 アグネスタキオン役の上坂すみれさんとマンハッタンカフェ役の小倉唯さんは人気かつベテランだけあってカリスマ性が抜群。足を怪我された小倉さんはそこまでパフォーマンスできなかった(一人だけ動きが少なかったりカフェが歌ってもおかしくない中盤の曲でずいぶん出番がなかったりした)ものの、上坂さんはもうどの局面もノリノリでやっていてちょっと強いが過ぎる(全然関係ないけど今回のライブ、ウルトラマン出演者が妙に多いぞ)。ジャングルポケット役の藤本侑里さんはこの2人を抑えて主役をやらないといけないわけでとにかく大声を出していた印象。でも藤本さんの憑き物的な全然性格が違うジャンポケを演じられるのも生で見ると格別だった。

  • メインストーリー2部組

 ラインクラフト役の小島菜々恵さん、シーザリオ役の佐藤榛夏さん、デアリングハート役の希水しおさん、エアメサイア役の根本優奈さん。いずれもアプリのメインストーリー2部にて登場を果たした新しいウマ娘たちだが、演じている4人は全員ほぼ新人で青田買いだ。にも関わらず、無茶苦茶歌が上手い!いずれのキャラソンも今回が初お披露目となるが、どの曲もすでに完成度が高い!(「朝露は大河の夢を見る」なんて壮大すぎてキャラソンで使っちゃっていいレベルじゃないよ!)ただ最後の挨拶で佐藤さん、希水さん、根本さんは泣いていてそこは初々しさがある(僭越ながら「がんばれー!」と応援させてもらった。大舞台で言葉が詰まるのは他人事ではないので)。一方で、小島さんは泣いている佐藤さんを慰めたり、「泣きません!」と本人がネタにしていたり、大器を感じる(ところで、小島さんからデザインしたのかってくらいラインクラフトと小島さんが似てる)。この4人もまた新世代の主役という位置を与えられているが、小島さんもMachicoや妃菜喜ちゃんみたくタイトルを背負って大黒柱をやれるような人材に育っていってほしい。

 その他、出演者の皆さんへの感想。

  • DAY2の特別ゲストは山本昌広!…何で声優ライブを観に行ったらプロ野球のレジェンドに遭遇できるんだ?ともあれレジェンドを生で見られて望外のお得だった。
  • ウオッカ役の大橋彩香さんとタニノギムレット役の岡美里さん。キャラとしてはギムレットに憧れるウオッカなのだが、松岡さんの方が年下なので(このライブの参加者で年齢公表組では一番若い)キャラとして絡む時と素の時とで距離感がひっくり返るのが面白かった。なお、松岡さんはDAY2が誕生日で御本人は「こんな不特定多数から祝われるのは初めて」と仰っていたが、こちらもこんなに大多数で特定一人の誕生日を祝うのは初めてでした…(小学生の時とかもせいぜい数十人ですからね)。
  • ウイニングチケット役の渡部優衣さん。この人だけ腰の位置がおかしい。顔も小さいし、手足は長くて美人揃いの女性声優陣の中でも同じ人間とは思えないスタイルだ。どうしても目がひきつけられてしまうので、多人数の場面では隅っこの方にいたのは正しいポジションかもしれない。
  • マチカネフクキタル役の新田ひよりさんにマチカネタンホイザ役の遠野ひかるさん。2人とも演じているキャラには似ていないのだが、キャラ声でコントやりだすともうキャラクターにしか見えなくなってすごい。しかもアドリブ!?完成度高すぎでしょ。でもダンスしだしたら遠野さんの動きがキレッキレでマチタンなのか遠野さんなのかわからなくなる不思議な感覚だった。
  • サトノダイヤモンド役の立花日菜さん。生エレキギターしたり、勢い余ってマイクスタンド倒したりしててパワフルだった…。
  • ビコーペガサス役の田中あいみさん。地声からしてビコーなのは驚いたが、それだけに『一撃入魂☆ペガサスパンチ』とこれに伴うヒーローショー(何で声優ライブを見に来たのにヒーローショーやってたんだろう…)の没入感はまさにクライマックス!実装を何年も待たされただけにすごくカタルシス…とても良かった…!
  • アドマイヤベガ役の咲々木瞳さん。御本人は首が長いことを気にされているようだが、実際見てみると(DAY2のトロッコでかなり近くで見られた)、顔がちっちゃい!首が長いんじゃなくて、顔が小さくて相対的に首が大きく見えるだけじゃなかろうか…。
  • ノーリーズン役の河野ひよりさん。ノーリーズンは出たばかりでキャラクターも未知数だし、今回のライブでもフィーチャーされる曲があったわけではないが、とにかく河野さんがデカい声張り上げて盛り上げていてかなり心象が良い。このライブを見たかどうかでノーリーズンへの好感度もダイレクトに変わるわけで、ほぼ0から河野さん1人の力でキャラクターを積み上げるのはかなりすごい。
  • ゴールドシップ役の上田瞳さん。本当にデカいし、本当に所作がゴルシだった…。上田瞳さん、「上田瞳」「ゴールドシップの皮をかぶった上田瞳」「上田瞳の皮をかぶったゴールドシップ」「ゴールドシップ」を自在に演じ分けられるのでずるいよな。

 歌についての感想。

  • 始まりも終わりも「うまぴょい伝説」だが「君の愛バが!」を「俺の愛バが!」と歌い替えるのには最後まで慣れなかったぜ…。
  • 観客の皆さん合いの手が完璧すぎる…。何で新曲にもすぐ対応できるんだ…。
  • マチカネコンビやボリクリ・ギムレット、タキカフェで互いのキャラソンを混ぜあうの、単体キャラソンだとどうしても独壇場になってしまうのを避ける新味かつカップリングも魅せていて、これぞライブの醍醐味という感じだ。これ今後はサクラのウマ娘でもやってほしいなあ。
  • ヴ3姉妹に「僕らのブルーバードデイズ」を歌わせるって何を食べていたら思いつけるんですかね…?以前のライブでも歌い手を変えることで輝く曲はあったが、台詞パートを3姉妹に変更したりして、姉妹関係の曲に仕上げてくるのは、もはや歌の翻案なんですよ。そんなアイデアありか!
  • 最近作られた曲はライブ向けというか、合いの手を入れる部分が多いんだなあ。「ソシテミンナノ」は細かくこちらが歌える箇所があるし、「爆熱マイソウル」は「パワー!」がとても気持ちいい。新曲「Unite!!」(メインストーリー2部後半の歌か?)や映画の主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」も合いの手が多くて、最初に聞いただけなのにもう好感度高いもんな。

 新情報についてもセイウンスカイアドマイヤベガのスケールフィギュア化が発表され、RTTTの劇場再編集版上映や新時代の扉の予告など大盛り上がりだった。女性ファンが多くいたこととも関わると思うが、とにかくイケメンウマ娘への人気がすごい。新時代の扉予告公開だとタキオンフジキセキ→オペラオーの順に黄色い「ぎゃああああ」みたいな声が上がってましたからね…。ボリクリやシービーでも黄色い声は上がっていたが、DAY2でのタキオン・上坂さんは何かやるたびに黄色い声のボリュームがすごくて、もはや死人出てないか心配するほどだったよ。いやーぱかライブを家で聞くのも勝手に一人で盛り上がったりできるものだが、反応を共有しつつ盛り上がれるのもイベントの醍醐味でした。
 最後に購入品。

 本当は推しのタオルを仕入れるのが常道だと思うのだが持て余しそうな気がしてしまったので、ブレードホルダーでネイチャさん、ネックストラップでアヤベさんを確保。ペンライトはにんじん版を買ったが、今から思うと5thイベント版の方が記念になったかもしれない。ネイチャさんやチヨちゃん、ゼファーのソロ歌唱も入ってるとのことで限定CDも仕入れた。タマモクロスの大阪記念グッズも入れて占めて1万3000円ほどになります。…ふえっ!?ライブチケットと合わせると3万5000円を超えて、月の可処分遊興費は普通にオーバーだよ!もうちょい何か買えたような気もするが振り返るといい感じに限界だった。チヨちゃんやタマ、ゼファーらのブレードホルダー、ネックストラップは次の機会に…。
 そういうわけで、かなり多めの出費にはなったものの、人生の中で掛けがえのない経験をさせてもらってプライスレスだ。キラキラした声優さんたちのカリスマさや初々しさ、熱さをダイレクトに体感することのできる機会は今後も多くはないだろう。また、阪神地域で公演することがあるなら是非とも参加したい!それに何よりウマ娘というコンテンツに足を踏み入れることができて幸せだと心から思える空間だった。ありがとうございました!

追伸 この手のイベントでは出演者へ送るフラワースタンドも展示されていて見物になっているが、まさかまさかX(旧Twitter)で親しくさせていただいているフォロワーさんが描かれているのがあるとは思わなかった。

 いやあこんなに大きく知り合いのイラストを見られるのはすごい。フラスタを企画された方ありがとうございました!

*1:ぱかスペースによると、男女比は6対4だったらしい。体感よりも女性率高かった!