全国の都市をめぐる「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle!」通称「クルクル」はもちろん大阪でも開催!地元民なら行くっきゃねえぜ!と言いたいところだったが、幕張でまさかの3公演全部一発で当たるという僥倖を経験した結果、金銭的余裕が失われ、まあ大阪は無理せんでもええかな…と思っていたところ、普通にDAY1が一発でチケット取れちゃうという…。まあDAY1は配信がないから実際見に行く価値はあるかと諦めて(←?)駆け付けた次第です。しかし、地元でやると交通費にチケット代に、後述するようにグッズがこれまた全然買えなかった結果、経費も1万そこそこで収まるという。これならDAY2もチケット取る努力をして良かったかも?と思うくらいが腹八分目感がある。
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↑幕張にかけつけた前回記事
会場はインテックス大阪5号館。当日は天気が悪かったので購買やアニメイトカフェが心配だったが、野外だった幕張と違って4号館という室内でやっていたので空間的にも余裕があった。
実際問題、他の皆さんはだいたいは応援タオルくらいは持って、「俺/私の推しウマ娘ちゃんです!」と所属(?)をアピってるのに未だに応援タオル1枚入手できていないのは忸怩たる思いがある(一応今回5thイベントに時に仕入れたアヤベさんのネックストラップを装着していたが、全然目立たないしな…)。年末の受注販売で押さえるつもりではあるのだが、来年のイベントには間に合わせたい…。
さて、そのインテックス大阪5号館だが、元から客席常備というわけではなく、会場にパイプ椅子を所狭しと並べて客席を作るスタイル。おかげで一つの席が狭い!私はチビ小柄な方だがそれでちょうどいいくらい(とは言え荷物を椅子の下に置けばもうそれで余裕はない)で、高身長や太ってる人はかなりきついのではないだろうか。ペンライトを振るのにもなかなか気を遣う。それに何より舞台上の画面が見え切らない。メッセージダービーの時とか一番下の選択肢全然見えなかったですからね。端や後ろの人はさらに辛かったんじゃないだろうか。まあ無理やり会場にしてるから致し方ないのだが、改善してほしい部分ですね。
内容としてはバラエティパート共通が「メッセージダービー」→「押したのは誰?」、その後がDAY1は「たこ焼きステークス」、DAY2はお決まりの「都市対抗風船脱出クイズ」。「メッセージダービー」は幕張ではなかった試みでしたが、皆さんの声優としての技量が見られて見応えがありました。「たこ焼きステークス」は楽しかったけど、正直同時並行的に色々やってたせいで、わちゃわちゃしてる内にいつの間にか終わってたイメージ…。「都市対抗クイズ」は幕張がクッソ難しかったので大阪も覚悟してたんですけど、今回は逆に問題が簡単になっていてなんと19問まで正解!成績的にダントツです…これ残りの福岡はどうするんだろう…。難しい問題だと大阪が勝つ出来レースになっちゃうけど、さらに簡単になるとそれはそれで出来レースだし…。
ライブパートは「U.M.A. NEW WORLD!!」→「メジロ讃歌」→「KIRARI MAGIC SHOW」→「O - ロライズ」→「Everlasting BEATS」→「Glorious Moment!」→「うまぴょい伝説」(配信は「Everlasting BEATS」まで)。荘厳系の曲で固めてきたわけですが、ここでちょっとした問題が発生。荘厳系の曲だとペンライトの動きがゆっくりになるので、実の所ゆっくり動かし続けるとめっちゃ疲れる!実は「Everlasting BEATS」あたりで腕を動かすのをやめて一休みしてました。上がる曲でペンライトぶんぶん振り回すのって簡単だったんだなあ…。もちろん曲は全部良かったですが。個人的に荘厳系の楽曲は盛り上がりが足らなくてそこまでという印象もあったのが、生でじっくり聞くことですごく…心に沁みました…。羽が舞ったり舞台上の効果も良くて、「人生」が再現されているかのような深い感慨がね…。
そして現地組オンリーの曲が「Glorious Moment!」!オペラオーパートをジャングルポケットが担当したんですが、これが本当にすごく、すごいです!自信ありげに歌い上げていたオペラオーパートをポッケが歌うことでこんなにも聞こえ方が変わるんだ…!背景映像もRTTTと「新時代の扉」を上手く織り交ぜて、最強たるオペラオーにトプロ、アヤベ、ポッケが挑むのを如実に演出していて、歌が完全にオペラオー打倒ソングになってました。こんな読み替えができるんだ…!これを現地で聞けただけでも7000円の値打ちはありましたぜ…。
あと内容とは直接関係ないんですが、近くの席にいた大阪のあんちゃん2人組が感想をブツブツ言ってくれて、それがわりと面白かったので、面白さが増幅されたところはありました。大阪人はノリがいいし、わりと上手いこと周り巻き込む性質があるけど、たまたまそれが上手くハマった感じ?でもライブパートの幕間パートはちゃんと座った方がいいぞ!何で前の方の奴らが立ったままやねん。そこはマナーの範疇やで~?(周りが立ってて舞台上はほぼ見えなかったけどちゃんと座ってたので褒めてほしいぞ)
込み入った感想は前回同様キャスト一人一人書いてみました(順番は公式サイト掲載順)。
土師亜文(メジロライアン役)
ライアン役の土師さんはリリイベ以来だったんですが…こんなに面白い人だったのか!塚田という水を得た魚がイキイキと泳いでるかのようなノリは生で見ないとわからないことでしょう…。宮下さんといつまでも幸せに…?いや、お前は塚田や。
咲々木瞳(アドマイヤベガ役)
咲々木瞳さんは5th大阪の時も見てはいたんだけど、あの時はライブ用のクールな衣装だったのに対して、クルクルの衣装は日常の可愛い系で、しかもアヤベさんの髪型を再現すると長い髪に愛くるしい顔立ちが目立ち、それでいて話すとぽやぽやに相変わらずの超スタイル…要素過多美少女すぎて、美しさに頭がおかしくなりそうでした…。スタイルが異様に良いと自然に目で追っちゃうし、シルエットが一人だけ違うので目立っちゃいますね。でも中村カンナと並ぶと凹凸漫才コンビみがあって振れ幅もすごい。それでいてアヤベさんボイスの時はすっとアヤベさんになるし、「Glorious Moment!」でアヤベさんも堪能できて大満足。でも「キャストやトレーナーに勧めたいもの」で布団乾燥機を挙げるのは、アイリスオーヤマの営業が結実してて笑ってしまうんだよな…。ぽやぽやお姉さんと言いつつ、「声優として気を付けていることは?」に「気を付けていることはあるけど声優としてではなく人間として気を付けてるからない」と答えてたのは一周回って見上げた心がけでした(世間の不祥事って職業云々より先に倫理が問われるものも多いですしね)。
津田美波(エアシャカール役)
何と言ったらいいのか…孤高さが人間の姿をして立っているかのような…。終始わかりやすくムスッとしてるし、バラエティパートでも「友達いないんで…」とか言うし、青二の後輩にはダル絡みしてるし…。津田さんは今回最ベテラン・最年長なのに包容力的なものは見えず、若手・後輩からしたら絡みづらそう…(DAY1で「美波さんと呼びましょう!」とか言ってた気がするけど結局誰も呼んでなくて笑っちゃう)。でも本当に怖がられてるのかと言うと、深刻な懸隔がガチであるわけないし、あったら自分でネタにも出来ないわけで…。キャピキャピした雰囲気の中の孤高はエアシャカールなりきりなんでしょうね。こうしたイベントで現実とキャラの境界を意識させなくなるのはまさしくベテラン芸でした(ってことでいいんでしょうか)。
杉浦しおり(スイープトウショウ役)
今年くらいから露出も増えてきた杉浦さんはもちろん生で見るのも初めて!その感想はスイープそのもの、というよりもスイープのいい部分だけ抽出したものがそのまま出てるお人でした。若さ・フレッシュさがいい方向にしか出てないんですよね。綺麗な声で端的に自分をちゃんと語ってくれるし、笑顔が若々しいし、帽子も似合っていてすごくいい!見てるこっちも若返りそうでした…。おススメされたお菓子は…現地民なのでそのうち買います…。
大和田仁美(スマートファルコン役)
大仁田さんも年長組なのがいい感じで作用していて、ファンサしてても堂々した芯を感じます。今回は目立った方ではなかったと思いますが、大物として見守る感じがファル子のポジションにも合致しててリアルですよね~。「ファル子が逃げたら~?」「追うしかな~い!」本当にやれてうれしかったです。
久保田ひかり(メジロドーベル役)
メジロ組の中ではお顔が最もたおやかで、佇まいもお嬢様でした。顔がとりわけ真っ白で可憐…!一方で目立ったのはバナナの話くらいでしょうか。唯一大阪にこれまで来たことなかった民だったのはすごく意外だったのでもう少し突っ込んで聞いてほしかったなー(豚まんはソウルフードなので食べてくれてうれしいと言うか誇らしいです)。大西さんともども声出しOKイベントは初参加ということで感動されてて、ぶっちゃけ会場内でもメジロドーベルの応援グッズは多く見かけたので、人気は個人的に予想以上でした。もっと奥ゆかしい中身を色々知りたい人です。
のぐちゆり(メジロパーマー役)
えっ?えっ?いやのぐちゆりさんを見るのは初めてだったんですけど、えっ?今回の個人的ハートキャッチベストでした…。パーマーなので基本はイケメンムーブしててそれもハマってるんですけど、ふとした時に出るしぐさが可愛い!お顔がイケメンでも美女でもイケるタイプなので、イケメンと美女を行き来するギャップに本気で気が狂いそうでした…。ギャルぶってるけど育ちの良さを隠せないパーマーともシンクロしてて、おれもっとこの人の一挙一動を見ておくべきだったのかもしれない…。あっ、おれもポニテ触りたいです!
大西綺華(メジロブライト役)
いや美女なのは知ってたけど!想像以上に美女。「メジロ讃歌」で光を受けるお姿はリアル光の子でしょ。トークパートでも話し方がストレートで多彩だし、立ち振る舞いもカッコ良く美しいし、ブライトとイメージが違いすぎる!
中村カンナ(ナリタトップロード役)
3大おもしれーウマ娘声優として名高いカンナカムラさん。しかし実際どうなのかというのは体験してないままで、DAY1の時は存外おとなしいなという感想だったのですが…。DAY2はやってくれましたね…。笑いの何たるかをわかっていらっしゃる…カンナ、お前こそ真の大阪人だ…。大阪のおばちゃんな生態にナリタトップロードの声帯が備わってるの人体の謎。いやホントトプロの声はすごく綺麗だし歌声も透き通って聞こえてくるんですよね。二枚目と三枚目のギャップがすごいのは、演技者として評価するべきなのに「芸人」の二文字がちらつくのも天性でしょ。
どうでもいい話…DAY1でパーカーが微妙に合ってなかった(?)のか、ちぃいちょい直してた記憶。
塚田悠衣(トランセンド役)
この人も噂ではすごいらしいと聞こえてきていたのですが…はあー、なるほどね。カンナカムラが一発芸奇行タイプだとするなら、塚田は雰囲気落語家ね(←???)。纏ってる雰囲気がネタなので、何がどうなっても笑えるし、後から笑いの伏線回収みたいなことが出来て、笑いに対する地頭がいい。暴露された逸話とかも全部笑えるし…とにかくこの人もすごかった(コンビ相手が土師さんなのもすごい)。おかげで「O - ロライズ」の思い出で感動話してるのに感情移入しきれなかった副作用もあったりしたが、私は元気です(?)。
藤本侑里(ジャングルポケット役)
この人の成長ぶりも体感するところな一方、流石に幕張の時が完成形かなと思ってました。今回はバラエティパートでもそこまで目立つことなく、全体的に落ち着いたなーってところもあったんですが…。まだまだ私はこの人を見くびっていたようです。ポッケの憑依が瞬時だし、そもそも憑依と言うよりだんだん一体化しつつあるように見える…。シャウトするし体も大きく動かすし何より目が完全にポッケで、素の藤本さん成分が残ってない。
宮下早紀(スティルインラブ役)
新入りウマ娘声優たちがやべーことになってる中、宮下さんはリアルイベントはまだ出走も多くなく、レベリング途上な安心感があります。喋ってる時もちょいちょい要領を得なかったりするし、土師さんから告白された時は完全に困ってたのがすごく初々しい!まあ先輩から急に告白されたらいなせないのは当然なんですけど…「まずは友達から~」も「ごめんなさい!」もなかったのは場慣れしてないな~。いや全然責めてないよ?我々は「味方」(by幕張カツラギエース)なので。ビッグになっていこう!(まあこんな余裕かましてたら1年後にはすごいことになってるかもしれないんですけど…)
秋奈(ドゥラメンテ役)
ドゥラメンテとして絡む相手がいない中の参加ですが、MCをやっていたので出番は多め。肩こりが酷く湿布も貼っている中、時間を気にしていたのか巻きがちな進行、お疲れ様でした。たこ焼きスイーツはわりと売れたらしいけど、インド式マッサージをやるトレーナーは果たして増えたのか!?(こればっかりは目に見えないからな…)
小島菜々恵(ラインクラフト役)
藤本さんともども今回はそこまでアピールがなく落ち着いた感じ。ただ「都市対抗クイズ」の時のMCぶりはだんだん早口が板についてきて、今回の大阪公演で回答数がトップ行ったのは後の方ほど有利というのもあったのかもしれません。藤本さんが暴れだしたときの「侑里ちゃん!?」以下はわりと素が出てるように見えて面白かったです(リアルでは仲良しですけどウマ娘的には絡まないですからね)。ライブ的には本来クラフトが歌えない(産駒がいないので)「Everlasting BEATS」をちゃんと歌えたのが貴重かつ救われて良かったですね。
佳原萌枝(フサイチパンドラ役)
フサイチパンドラ自体がつい2月ほど前に出たばかりほやほやなのにもう会えちゃうんだ!?ぶっちゃけこちらもあんまキャラを把握できてないので、天才アピールぶりにそういうキャラなんだというのを学んでいく感じでした。御本人としては口を大きく横に開けた笑顔は愛嬌があって好きですね。他のキャストと仲良く!なろう!
鈴木みのり
直接出てはいないぱかショッピング出演者ですが、書きたかったので立項。何が書きたいかってぱかショッピング中でのオタク演技!オタクだってわかるのに、わざとらしさがない。あくまで一人暮らしかつ社会人ではあるという線を守りつつ、帰って来てブツブツ言ったり、ガチャ結果の密かな内心の発露の仕方!いやらしさもない自然さ。アグネスデジタルはオーバーなリアクションが多いのに対して、こういう自然さも出来るんだなあ…いやひょっとして素なのか?まあとにかくみのり(んご)の新しい面を見られた気がしたので特筆しておきます。
それはそれとして暖簾10連ガチャ68000円は狂ってると思う。
幕張公演は濃い女たちが「私たちが幕張を支配する!」というシリアスさがあった(?)のに対して、大阪公演は大阪らしく楽しんだもん勝ちというか自由な空間ですごく素直に楽しめました(幕張が悪かったというわけではないです)。バラエティパートの自由さとライブパートの湿っぽさもメリハリがついてて何でもアリなバラエティさはピカ一かと。今回ウマ娘的にはグループ的選出がメジロ家に固まっていて、他はそうでもないのがグループ的固定化が少なくて、それがどう絡んでもヨシ!なとこに結実したのかも(楽曲もアプリでは歌唱のないウマ娘たちを意識的に選んでた趣もあります)。ようやくクルクルというイベントがどういうものなのかわかってきたかもしれません…って次の福岡でもう終わりじゃん!まあ来年もイベントはあるかと思いますので参加できれば引き続きお手柔らかにお願いします。