志末与志著『怪獣宇宙MONSTER SPACE』

怪獣monsterのコンテンツを中心に興味の赴くままに色々と綴っていくブログです。

令和6年下半期競馬日記

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 ヤマニンウルス応援馬券

  • 7月14日 函館記念(GⅢ) 単・複 1・2・10 100円×6→0円

 とりあえず勝ってほしい馬の応援馬券を買ってみたが見事にダメだった。サヴォーナは4着だったので若干惜しかったが…。

 アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 単・複3 100円×2→0円

 どちらも応援馬券だったがハズレ。スタニングローズは最終直線までは悪くなかったがそこからの武器がなかった。GⅢでこれだと本格的に厳しいか。ロードベイリーフは低人気の割には頑張ったで賞。

 新潟9R3歳未勝利 複15 100円→0円

 ホッコータルマエ産駒を応援してみた。

  • 8月11日 関屋記念(GⅢ) 単・複4 100円×2→0円

 応援馬券。サクラトゥジュールはいい位置につけていたが最後伸びなかった。

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『光る君へ』とは何だったのか

 令和6年のNHK大河ドラマ『光る君へ』。主人公を紫式部とし、平安時代中期の京都・宮廷を主な舞台にする大河ドラマだ。平安時代大河ドラマ自体は過去にもあったが、武士が主人公ではない上で中期を時代にした作品は初めてだ(時代的には『風と雲と虹と』が近い)。それだけに、どのようなタイムテーブルで「大河」を紡ぐのかと言うのは予想ができないでいた。ドラマの終着点はどこで、どの話数までに何のイベントが起きれば良いのか?全くわからないまま視聴することになった。
 そうして全話完走した感想としては…肯定的な部分も否定的な部分もタイムテーブルの不在ということに裏打ちされていたように思える。
 当然ながら紫式部は『源氏物語』のいわゆる作者として著名な人物ではあるものの、その生涯というのは彰子の女房「紫式部」としてのそれ以外はよくわかっていない。だからこそ「創作」の余地が大きいわけでドラマとしてはうってつけと言える反面、初回から最終回までのタイムテーブルは全て自分で考える必要がある。本作では、藤原道長、という一生涯が比較的精密に判明する有名人を紫式部ことまひろの幼馴染に据えることでタイムテーブルを補完した。そのため、『光る君へ』は紫式部を主人公としながら、初回から最終回まで道長の一生を描き切った。そういうわけで本作は「紫式部の目から見た藤原道長」としての完成度を高めることになった。特に有名な「この世をば~」の歌を道長からまひろへの一種のラブソング(と言うよりエール?)として解釈し描き切ったのは本作ならではの出色だろう。
 一方で、紫式部ならではの奔放な部分が道長にまつわる「史実」に規定されてしまった部分も少なくない。『源氏物語』自体の執筆目的はともかく、そのうちの宇治十帖は道長を引退させないために続きを書く、だけで終わってしまい、内容面とドラマはリンクしなかった。清少納言ことききょうの描き方についても、中盤から終盤にかけてまひろとの関係がピリつきながらも保つ中で、決定的な決裂を迎え、しかし直後にききょうは改心し最終回では友人関係に戻っていた。これなどは『紫式部日記』における清少納言評をまひろに書かせるために無理を通したようにしか見えない。道長―まひろ関係に「史実」とも矛盾しないギリギリの危うい創作を成立させていたのに比べると、どうしても不備が残る。

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令和6年(2024)のプロ野球

 今年の野球はボーっとしていたら展開に置いて行かれるが、かと言ってずっと見るほどの見応えもないという印象だ。

 9月入った時点で4位だったのにカープが逆噴射した結果として3位に入り、その後のCS・日本シリーズ下剋上日本一を決めた。ぶっちゃけると、CSは相手となる阪神・巨人が絶不調なだけと見ていたので、そのままホークスへも完勝できたのはお見逸れした…。やれる時にはやれる、むらっけのあるチームだとは思っていたが、ここまでやれるとは。プロは結果が全てなのでここは潔く認めねばなるまい…。

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『ウルトラマンアーク』第21話「夢咲き鳥」感想+玩具レビュー

 ウルトラマンアーク』想像力をテーマにしているウルトラマンだ。という初報の時から密かにキングオブモンスの登場は期待していた。キングオブモンスは先年ウルトラマンガイアのイベントで出来の良い着ぐるみが作られたこともあり、映像作品への登場熱も高まっていた。また、設定的にも子供が粘土で作った怪獣の誕生を願ったことによって生まれた怪獣であり、想像力というテーマとも響き合う。『アーク』への登場は設定的にもタイミング的にもうってつけに思えたのである。
 そして、『ウルトラマンアーク』が後期OPになるとその中でキングオブモンスの姿も映り、実際に登場することが明らかになった。え?本当に?当然だが、キングオブモンスは映画『ウルトラマンティガウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』以来の再登場となる。ガンQ以外のガイア怪獣がニュージェネレーションウルトラマンに再登場するのも、合体元として以外では初となる。であれば、貴重なガイア怪獣のニュージェネ初出演。どういうものだったのか、記事を認めねばなるまい…。

↓ちなみに以前同じ心持ちでモンスアーガーについても書いた。
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天文11年(1542)の「三好康長」という虚像―「史料稿本」の追記から

 大日本史料』という史料集がある。平安時代中期から江戸時代までを対象にする、日本史の基幹となることを目指された史料集だが、如何せん日本史の史料は膨大である。明治から編纂が続いているが、このペースだとまず間違いなく今世紀中には完結しないだろう。しかし、『大日本史料』が刊行されるまで、その時期の基幹史料がわからないのはどう考えても不便である。そのために作成されたのが『史料綜覧』で、『大日本史料』の綱文となるべき文章とその典拠史料を示してくれている。これによって、とりあえず『大日本史料』未刊行でも当該期の事件とそれを調べるために当たれば良い史料の見当がつく。また、『大日本史料』には「史料稿本」という草稿があり、未定版『大日本史料』としての活用も可能になっている。ありがたいことに、『大日本史料』あるいは「史料稿本」は東京大学史料編纂所大日本史料総合データベースでネット公開されている。
 さて、ここまでが前置き。上記データベースで調べると、『大日本史料』天文11年3月15日条は興福寺學侶、春日社六方衆と爭闘し、閇門す、尋で、三好康長等、之を和せしむ」となっている。三好康長!?
 三好康長については以前動向をまとめたことがある。その時点から多少研究は進展したが、以下の「居所集成」を塗り替えるほどの成果はまだ出ていないので、この記事でも康長の基礎的情報はこれによるわけだが…天文11年(1542)に康長が確認されるとなると話が変わってくる。「三好山城守」という名乗りに注目すると、享禄5年(1532)に戦没した三好一秀から、永禄3年(1560)に三好孫七郎康長が「山城守」を名乗るまで約30年の間隔がある。これでもし天文11年に康長らしい人物が確認されるとしたら、この間を繋ぐミッシングリングだ。具体的には「三好山城守」が登場するのであれば一秀と康長の間の当主となるし、「三好孫七郎」であれば康長の初見や年齢がグッと引きあがることになるだろう。
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ススメ!『ウルトラマンゼロ 15th Anniversary Memorial Photo Book Beyond the STARS』

 今年はウルトラマンゼロ15周年!10周年前後の時もムックが量産されましたが…今回来たのは何と写真集!写真集!!?ウルトラマンゼロ…お前アイドルか?紛うことなきアイドルだったわ…。

 それにしても特撮ヒーローでは特写というのはよくありますが写真集というのはやはり特異だと思います(数年前に『ゼンカイジャー』のマジーヌであったけど結局電子版だけだった)。と同時にウルトラヒーロー、特にゼロだと納得感しかありません。仮面、に近い面構成なのに確かに表情があるように見える。そんな瞬間を何度見たことでしょうか。それは時に雄弁で、キャラクター性の強いウルトラマンゼロならではの要素でもあります。どこから切り取っても鋭角的でカッコいいところに表情を読み取れる一瞬―それがカメラで切り取られてまとめられるのは確かにもう「特写」ではないでしょう。アイドルの「写真集」としか言いようもなく…。
 そして内容―何と言うべきか、「すごい」です…!ゼロってこんなにワイルドだったっけ?と思えるほどのワイルドさ、男の色気が全編を覆っていて、パラパラ捲ってるだけで眩暈がしそうです。最初のページはお馴染みのポーズも多いんですけどそれが逆にゼロの「凶器」たる素を暴き立てています。初見時に感じたきつさを新鮮に、懐かしく思い出します。そこから『ゼロファイト』時のポンチョを纏う写真となりますが今度はワイルドな肉体が隠されたことによる「愁い」が漂いだします。さらにファイティングスタイルに進むと徐々にキャラクター性が見えてきます。最後にはゼロマントとなりここまで来ると「凶器」は完全に「ヒーロー」になってます。最後はエピローグ的に巨大ヒーローになるわけで、写真集なのにウルトラマンゼロ」の歴史を再体験できます。やってくれたな…!

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「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in OSAKA」に行ってきた!

 全国の都市をめぐる「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle!」通称「クルクル」はもちろん大阪でも開催!地元民なら行くっきゃねえぜ!と言いたいところだったが、幕張でまさかの3公演全部一発で当たるという僥倖を経験した結果、金銭的余裕が失われ、まあ大阪は無理せんでもええかな…と思っていたところ、普通にDAY1が一発でチケット取れちゃうという…。まあDAY1は配信がないから実際見に行く価値はあるかと諦めて(←?)駆け付けた次第です。しかし、地元でやると交通費にチケット代に、後述するようにグッズがこれまた全然買えなかった結果、経費も1万そこそこで収まるという。これならDAY2もチケット取る努力をして良かったかも?と思うくらいが腹八分目感がある。

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↑幕張にかけつけた前回記事

 会場はインテックス大阪5号館。当日は天気が悪かったので購買やアニメイトカフェが心配だったが、野外だった幕張と違って4号館という室内でやっていたので空間的にも余裕があった。

アニメイトカフェでは前回飲めなかったココアをいただきました。コースターはナリタトップロード
今回のグッズ購入はトレセンラーメンのみ…
だって応援グッズはこのありさまなんだもん!!!

 実際問題、他の皆さんはだいたいは応援タオルくらいは持って、「俺/私の推しウマ娘ちゃんです!」と所属(?)をアピってるのに未だに応援タオル1枚入手できていないのは忸怩たる思いがある(一応今回5thイベントに時に仕入れたアヤベさんのネックストラップを装着していたが、全然目立たないしな…)。年末の受注販売で押さえるつもりではあるのだが、来年のイベントには間に合わせたい…。

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