昨年の経験で立てた方針は、買う馬券の種類を増やす代わりに馬券は1種類100円に抑える、であった。そういうわけで引き続きいってみよー。
- 1月8日 シンザン記念(GⅢ) 3連複 2-4-1・3・5・6・7 100円×5→1290円
重賞なのに7頭立てかつパッとしない馬ばかりという内容。しかし、これなら新しい方針を試すのにもってこいなのではないか?どの馬も決め手には欠けたがそうなると血統と騎手が判断材料になる。それならディープインパクト産駒で武豊が騎乗するライトクオンタムは外せない。福永騎手が乗ってそこそこの結果も伴っているトーホーガレオンも気になる存在だ。というわけでこの2頭を軸に全ての組み合わせを買ってみた。7頭仕立てだと全部買っても500円。実際これが当たって1290円も入ってきた。新年早々これは幸先良いのでは?
- 1月15日 京成杯(GⅢ) 3連複 4-7-1・2・3・5・6・8・9 100円×7→11010円
日経新聞杯(GⅡ) ワイド 1-2 300円→0円
京成杯は出走馬が少なかったので、2頭軸全流しの布陣。一番人気に最近話題のキタサンブラック産駒の組み合わせで挑んだ(気付いたらセブンマジシャンとキタサン産駒のソールオリエンスがオッズ同じになっていてどっちが一番人気だったのかよくわからなくなっていたが…)。結果当たり、どころか最下位人気のオメガリッチマンがまさかの2着に入ったので払い戻しが11010円というウハウハ状態になった。去年の損を一気に取り返したし、これだけで今年1年分はプラスになるかもしれない…。す、すごい…。
日経新聞杯は出走馬が多かったので、絞り切れなかった。一番人気のロバートソンキーは過去のレースを見るにそこまでかと感じた(素人の感想です)ので、一頭目はヴェルトライゼンデ。二頭目はヤマニンゼファー繋がり(?)でヤマニンゼストで、ワイドということにした。結果はヴェルトライゼンデが1着、ロバートソンキーが5着だったのでここの勘は当たったものの、ヤマニンゼストは4着。最後まで頑張ったので悔しい結果だった。実力はあると思っているのでどこかの重賞で勝ってほしいが…。
それにしても100円が1万円に化けるとは競馬ってすごいな…。もしここで1万円賭けてたら100万円だったわけだ。100万円あればかなり生活が楽になる。ちょっと高いあれだって余裕で買えるじゃないか。いや10万円賭けてたら1000万円…!今後5年くらいは働かなくてもいいくらいだ。なら今度は万を賭けてみたらもっと…。こんな考えが毎日のように頭に浮かぶようになった。ちょっと、いやかなりヤバいと思ったので少し頭を冷やして競馬から離れることにした。
- 2月5日 きさらぎ賞(GⅢ) 3連複 2-7-1・3・4・5・6・8 100円×6→1300円
東京新聞杯(GⅢ) 3連複 14-15-3・4・5・6・8・13 100円×6→0円
きさらぎ賞はやっぱり何もわからないので一番人気とディープ産駒を信じろの名の下、全部買うということに。結果は予想通りと言うべきか圧倒的一番人気だったフリームファクシが1着、オープンファイアが2着となったのでまあまあ。とは言え、実際のレースはあわやオープンファイアが最後差しかけていて結果以上の興奮があった。
東京新聞杯は悩んだがナミュールとエアロロニアを軸にしてみた。他の上位人気は過去のレースを見ても入着の力があるのか確信が持てなかったがエアロロニアはまあまあ走ってたように見えたので入着可能性に賭けてみることにした。後は勝ちそうな馬を適当に…サクラトゥジュールが入ってるのはサクラ冠名が気になった以上の意味はないです。結果は…ウインカーネリアンが逃げ切った。注目のナミュールは2着でエアロロニアは5着。目の付け所は悪くなかったと言うべきか(ちなみにサクラトゥジュールは14着…厳しい)。しかし、プレサージュリフトの3着は読めなかった。今回はどの馬が圧倒的に強かったということもなかったが、入着馬がアウトオブ眼中だったのはやはり悔しい。
それにしても今回は計1200円→1300円でギリギリプラス。やっぱこれくらいの結果が精神衛生上はいいな…。
- 2月12日 京都記念(GⅡ) 3連複 8-9-1・3・4・5・6・10・12 100円×7→0円
共同通信杯(GⅢ) 3連複 1-6-2・3・5・8・9・10・11・12 100円×8→0円
京都記念は去年アフリカンゴールドが勝ったレースだが…実力のある名前がごろごろいて目移りする。しかし、ドウデュースやエフフォーリアを軸にしていいものか…。困った時は…そうディープインパクト産駒ですね。頼んだぞプラダリア!キラーアビリティ!結果は…いや実力を疑って申し訳ありませんでした。ドウデュースは強かった!プラダリアとキラーアビリティも頑張ったが3着と5着で2着はマテンロウレオ。今回はドウデュースを信じなかったのが全てだろう。
共同通信杯は3歳馬限定なので京都記念と打って変わって情報量が少なすぎる。とりあえず3戦走っていてそこそこと思ったダノンザタイガーを軸にサトノクラウン産駒のタスティエーラを信じ…ってこれ単に一番人気と二番人気を買っているだけではないか?あとはいつも通り適当に3連複を選んで…。結果は最後の最後にファントムシーフが差し、2着争いは逃げていたタッチウッドにこれまた差してきたダノンザタイガーとタスティエーラが横一線。しかし、タッチウッドを差すには至らなかった。くうう~、2頭とももうダメかというところから突っ込んできていて「あわや」というところだったのでこれは悔しい。
結局今日のリターンは0円。まあこんな日もある、と余裕に思えるのも京成杯の貯金があるからでしょうね…。次はドウデュースを信じます。
- 3月5日 弥生賞(GⅡ) 3連複 4-6-1・2・3・5・7・8・9・10 100円×8→800円
ちょっと御無沙汰だったが弥生賞は10頭立てで賭けやすそうだったので。軸2頭はこれまでのレースで好走しているトップナイフとタスティーラ。タスティーラは共同通信杯で惜しかったので今度こそという気持ちだ。果たして結果はタスティエーラがサトノクラウン産駒初の重賞制覇を決めた。やったぜ!トップナイフも2着なので馬券も当たったわけだが、リターンは…800円!?3番人気までが入着するという手堅い結果だったのもあるが差し引き完全に0円である。うーーーん、リターンがプラスならお金が入ってうれしいし、マイナスならレースという興行にお金を払った気分になれるのだが、勝ったにも関わらず何も変わらないのは正直レースを見た気持ち自体が何もなかったかのような気分になってしまう。これもまた経験なのであった。
- 3月12日 金鯱賞(GⅡ) 3連複 10-11-1・2・3・4・5・6・7・8・9・12 100円×10→0円
軸に選んだのはここまで安定して好走を続けているヤマニンサルバム。まあ何よりヤマニン冠名の勝ちを見たいというのも大きいですが。もう1頭は悩んだものの結局母父キングヘイローを見込んでフェーングロッテン。レースはフェーングロッテンが逃げたものの、最後にプログノーシスに差され2着。注目のヤマニンサルバムは最終直線までいい位置にいたもののそこからずるずる失速し7着に終わった。残念!
さて春天への戦況を占う阪神大賞典。とりあえずここまでの実績を見てディープボンドは外せないが…ジャスティンパレスとボルドグフーシュもどっちを選ぶべきなのか、全く判断が付かない。菊花賞2着と3着だしね。…絞れないならこの3頭で3連単買えばいいのでは?どうせ全種類買っても600円だ!加えてメロディーレーンも応援馬券だ!
レース展開は何とアフリカンゴールドが逃げを決め、最後まで粘って4着。入着は逃したが見事な競馬ぶりだった。勝ったのはジャスティンパレス。ボルドグフーシュは2着に終わり、なんだかなかなか勝てない属性がついてきてしまってるような…。
- 3月25日 日経賞(GⅡ) 3連複 2-9-1・3・4・5・6・7・8・10・11・12 100円×10→0円
これはもう考えるまでもないでしょう。タイトルホルダーとアスクビクターモアの一騎打ちなんだからこの2頭を軸に全部買う。これで間違いない。
…結果はタイトルホルダーが8馬身差をつけて圧勝!完全復活と言っていいだろう。とりあえずは安堵した。一方アスクビクターモアは出遅れが響いて9着の惨敗。菊花賞対決は不発に終わり、馬券を紙屑に変えていった。うぐぐ。
2日連続で考えるまでもないでしょう。メイケイエールにGⅠを勝ってもらいたい。頼んだぞ。
…。
メイケイエール、惨敗(12着)。何ら見せ場もなく馬群に飲まれていったのはスプリンターズステークスと同様だった。もっともいい位置から前に出なかったスプリンターズステークスと異なり、今回は完全に前に壁を作られて出ることができなかった。メイケイエールに実力はあると思っているが、難しい馬、というかそろそろ本当にGⅠに勝てない運命にあるのではないかという思いも胸をよぎる。いや、こういう挫折こそがいつかの栄光への道のりなのだ、と思える未来であってほしいが…。
- 4月2日 大阪杯(GⅠ) ワイド 9-1・2・4・6・7・10・11・12・13・14 100円×10→2130円
GⅠともなると目移りしてしまって軸2頭は決まらなかったし、最近は全然当たっていないので、心機一転ワイドにしてみた。勝ってほしい馬はどれかと考えると…ジャックドールだろう。ここまで好成績ながらGⅠを勝てていないのでそろそろといったところだ。実際のレースもスターズオンアースが猛追してきたもののジャックドールが先行逃げ切りという、気持ち良く、そして熱い勝利を収めた。
- 4月9日 桜花賞(GⅠ) 3連複 2-3-1・4・5・6・9・11・12・18 100円×8→0円
実績的にリバティアイランドはまあ外せないとして、軸2頭目はシンザン記念で活躍したライトクオンタム。後はまあ適当にめぼしいのを買ってみた。…リバティアイランド強すぎない?最初は後方だったのに最終でぐんぐん伸びていって1着。格が違い過ぎる。ライトクオンタムは結局8着に沈んでここは残念。入着したペリファーニアはノーマークだったので今回はだいぶ潔い負けだったな…。
- 4月15日 中山グランドジャンプ(JGⅠ) 単・複 3 100円×2→0円
障害レースはよくわからないのでニシノデイジーを応援してみたら、見事に飛んだ。ただ、オジュウチョウサンの安定感がレジェンド級なだけでこういうことがあり得るのが競馬なのだろう。
- 4月16日 皐月賞(GⅠ) ワイド 14-1・3・4・5・7・9・12・15・16 100円×9→1910円
ナイスネイチャの誕生日だったし、軸2頭が決まらなかったのでワイドで買うことにした。軸はもちろん弥生賞で勝ったタスティエーラだ。果たしてタスティエーラは先行しつつ最終直線でも先頭をキープ…と思いきや後方にいたソールオリエンスが大外から猛烈な末脚でまくってきて2着に終わった。惜しい!そして、ソールオリエンスはバケモノか何かか?尋常ではない末脚だ。とは言え、タスティエーラの確実に力を示した。次のダービーでは負けないぞ!
馬場は稍重、枠は内、そもそも実力も圧倒的で前年勝利馬。もうこれはタイトルホルダーしかあり得ないでしょう。さらに天皇賞は菊花賞馬が強いのでやはりアスクビクターモアにも期待したい。ということでこの2頭が軸となった。
しかし実際のレースは予想外の展開を見せた。タイトルホルダーがハナを取るかと思われたところ、外枠ながら逃げ宣言をしていたアフリカンゴールドが先頭を奪い見せ場を…見せ場を…と思ったらするするとアフリカンゴールドは後方へ消えた。そして最終直線に入るところ、タイトルホルダーがいよいよ圧倒的な力を…力を…と思ったらタイトルホルダーも後方へ消えた。いい位置にいたのはディープボンドだったが、ジャスティンパレスが差し切ってゴール!悲願のGⅠ制覇を遂げた。最後にシルヴァーソニックも追い上げたが3着。ディープボンドは3年連続春天2着というすごい記録を樹立した。一方で、消えたアフリカンゴールドとタイトルホルダーは競争中止していた。アスクビクターモアは12着の惨敗。何らいいところはなかった。
な、な、な…何じゃこりゃあ。ここまで実感を以て大荒れを感じたのは初めてかもしれない。アクシデント自体はもう致し方ないが、まさかタイトルホルダーにアクシデントがあるとは。ディープボンドはここで強さを見せたのはうれしいが、それでも勝ちきれないのがGⅠを勝てる運命にないことを感じてしまうな。アスクビクターモアはただただ心配だ。菊花賞でのあの鮮やかな勝ちからここまで冴えないのは不安になる。
それにしても競馬を見始めてから1年半弱くらいだが、どうにも最強馬みたいな存在がなかなか現れない。エフフォーリアはいきなり躓いて巻き返せないまま引退してしまったし、タイトルホルダーも強さを見せつつも昨年の有馬記念で惨敗したり、今回競争中止だったりで「まともに走れたら」という前置きがチラつくようになってしまった。ドウデュースはなかなか日本国内で走らないし、イクイノックスもお休み中だし、どうにも今競馬を引っ張ってる!と自信を持って言えるような…まあそんな馬がほいほい出て来てもありがたみはないのかもしれないが…。
- 5月6日 京都新聞杯(GⅡ) 3連複 1-6-2・3・4・5・7・8・9・10・11・12 100円×10→0円
12頭立て!ということで久々に軸2頭を決めて後は全部買う方式でやってみる。軸2頭はダイヤちゃん産駒のサトノグランツに京成杯で富をもたらしてくれたオメガリッチマン(こういう時に限ってキタちゃん産駒はいない)。最終直線は混戦になったがサトノグランツが勝利を収める一方で、オメガリッチマンは惜しくも6着で馬券は当たらなかった。ところでサトノダイヤモンド産駒が重賞を勝つのはこれが初めてらしく、ウマ娘の展開に合わせたわけではなかろうが、キタサンブラック、サトノダイヤモンド、サトノクラウンらの子がクラシック戦線で結果を出し始めているのは趣深さがある。
- 5月7日 NHKマイルカップ(GⅠ) ワイド 10-2・5・6・7・13・15・16・18 100円×8→0円
正直さっぱりわからなかったので一番人気のオオバンブルマイを軸にしつつ来そうな馬をワイドで買ってみた。圧倒的な人気馬が全然いなかった前評判同様最後まも混戦となり、シャンパンカラーが抜け出し、ウンブライルも猛烈に差してきたが及ばず、オオバンブルマイは3着。…ワイドなのに当たってないじゃないか…。ちなみにシャンパンカラーはドゥラメンテ産駒ということでまたキタサン世代の子世代の勝利となった。
- 5月14日 ヴィクトリアマイル(GⅠ) ワイドボックス 2・5・11・12・16 100円×10→340円
メイケイエールが病欠になってしまったのに加え、スターズオンアース内枠!ソダシ大外!まあソダシを軸に買えばいいだろという目論見がこれでもう完全にわからなくなってしまった。こういう時は気になる馬を全部買いつつ出費を抑えるということで、ボックス買いというのを試してみた。
結局勝ったのはソングラインでソダシ2着、スターズオンアース3着というある意味順当な結果。ソングラインは直近のレースがなく今一つ実力を測りきれなかったので外したのだがここで来るか~~~。ソダシとスターズオンアースは不利な枠にも関わらず結果を見せたと言える。
- 5月21日 オークス(GⅠ) 3連複 5(軸)-2・6・9・10・12・17 100円×15→0円
オークスはもうリバティアイランドが負けるビジョンが思い浮かばない。後は有力馬で組み合わせてみた。個人的なこだわりはライトクオンタムとシンリョクカ。ライトクオンタムはシンザン記念で勝っているし、シンリョクカはサトノダイヤモンド産駒ということでキタサンやドゥラメンテ産駒相手に頑張って欲しかった。結果はリバティアイランドが圧勝を決め、2着も2番人気ハーパー、そして3着が…15番人気のドゥーラ!?ここで低人気が突っ込んできてしまったので馬券としてはお手上げだ。リバティアイランドの実力が圧倒していたのだから、それとは別に軸を決めて組み合わせ全部買った方が良かったか…と思わないでもないが後の祭りだ(計1500円はちょっと賭けすぎだし…)。ちなみにシンリョクカは5着なのでまあまあ頑張った。
もうここはソールオリエンスにタスティエーラしかあるまい。と思ってたらスキルヴィングの母母父がアドマイヤベガなことに気付いて俄然こちらにも興味が…。うーんもうわからん!この3頭で応援にワイドに3連複全部買えばいいのではないか。よし、それで行こう。
レースはドゥラエレーデがいきなり落馬を決め空馬のまま走り出す展開。最終直線で先行していたタスティエーラが先頭を奪うと、差してくるソールオリエンスをクビ差で交わし勝利した。皐月賞では先行するタスティエーラが完璧な競馬をしつつ、大外からソールオリエンスがまくってきて敗れたので、正しく雪辱を果たした1着と2着の入れ替わり!3着と4着もハナ差という大混戦の中の王道の競馬での勝利!いや~~~とても気持ち良かったです。ウマ娘の推しにはダービーを勝った娘も多いですが、推し馬がダービー馬になったのは本当に感慨深い。ありがとうございました。
その一方、スキルヴィングは異変が発生し、ゴール後に倒れると急性心不全で帰らぬ馬となった。競走馬はレースに勝つために鍛え上げているわけで、レースでは本気以上の走りを見せる。そういう生き様にリスクがあるのは間違いなく、実際にアクシデントが発生することは少なくない。しかし、これは初めて見るだけに痛ましかった。何とかゴール板前を通ったスキルヴィングはルメール騎手を降ろし、ラチに向かっていってバッタリと倒れた。レース中にスキルヴィングの心臓は限界を迎えていたはずで、どれだけ意図していたかはわからないが、結果的には最も迷惑をかけない形を作って逝った。よく頑張った。願わくばもう少し長く付き合いたかった。合掌。
最初は賭けるつもりはなかったが、そういえばネイチャが勝ったレースだったということで堅そうなカラテの馬券を買うことに。実はカラテに乗っている菅原騎手は名前が我が弟と全く同名なのでそのうち買いたいなと思っており、これもいい機会だ。結果は…カラテ9着!普通に飛んでるじゃんか。まあ1着から9着までずっとクビ差というのもなかなかなさそうだからいいか…。
安田記念はとりあえずメイケイエールの応援馬券を買って、めぼしい馬はやはりソダシ。これまで東京のマイルレースで入着を逃したことはない実績がある。それにジャックドール、セリフォス、シャンパンカラー…ソングラインはどうだろう。ヴィクトリアマイルから安田記念を連覇した、しかも牝馬となるとウオッカくらいしかいない。だがおれはここまでソングラインを軽視して馬券を外し続けている。ひょっとしたら…という思いは拭えず、ソングラインも入れておいた。
結果的にはこの判断に救われることになった。勝ったのはソングライン!お見逸れいたしました。そんなに強い牝馬だったのか!逆にソダシは流石に連戦疲れか7着となり、実績を頼んでソダシを軸にした3連複は紙屑となった。セリフォスが2着に入ったので何とかワイドは1つ取れたが…結局1000円損してるんだからいつもとマイナス額は同じなのでは?他にはあえて視界から外していたが、ガイアフォースが4着に入り、マイラー適性を見せた。次はもっと期待してもいいかもしれない。
ところでメイケイエールは15着で何もいいところはなかった。今回はヴィクトリアマイルを直前で回避しての出走、しかも他にGⅠ級の有力馬がごろごろ、台風一過という環境もあり、敢闘よりもあわよくばという算段が目立ったが、うーん…。メイケイエールの場合、もうGⅡ以下は走らないだろうので、レースに対する態度や今の実力も測れないし、というか前年でもセントウルステークスで完璧に勝った直後のスプリンターズステークスで惨敗してるので、GⅡ以下を走ったところでそこでの成績もアテにならないし…。とは言え、高松宮記念で好走し、京成杯スプリングやセントウルステークスで勝って1年ちょっとかまだ1年も経ってないわけで、輝きは失せたと見るには未練が残る。
(追記)その後の報道でメイケイエールは落鉄していたことが明らかになった。そりゃ最終直線で本気出そうと思っても無茶だわ。ついていないなあ…。
エプソムカップ(GⅢ) 単勝・複勝 15 100円×2→470円
今回はどちらも考えなく一番人気で馬券を買ってみる。実際有力馬を見ても番狂わせはなかなかなさそうだったし(先週の鳴尾記念でダメだったばっかりだろ!)。結果は函館がトウシンマカオ3着、エプソムカップがジャスティンカフェ1着だったのでまあまあだろう。
選んでみると全然面白みがない買い方だな!?今回は有力馬がはっきりしすぎていたので、判断を入れるにしてもアスクビクターモアの復活は信じないとかそういう方向になってしまうな。
レース展開はイクイノックスが序盤後方に控えたものの、徐々に追い上げ2着とはクビ差だったものの着差以上に実のある勝ち方を見せた。普通に強かったな!(イクイノックスお前、追込もできるわけ?)そして2着に入ったのはスルーセブンシーズ!競馬番組で細江純子氏が状態が良さそうとリポートしていたが、それが当たった格好で、3着~5着にジャスティンパレス、ジェラルディーナ、ディープボンドが並んだだけに番狂わせの一頭となった。これ去年の宝塚記念でデアリングタクトが3着に入ってきたせいで馬券飛ばしたのと同じやつじゃん!宝塚記念での牝馬はなかなかバカにできないと2年連続で身をもって学ぶことになってしまった。
久々の軸2頭を選んでのほぼ総当たり(7頭しか選んでないのは1-4軸の3連複のオッズ最低が7倍台だったから)。まあテーオーケインズとメイショウハリオは外せないでしょうといったところ。しかし、去年は連覇を見込んで賭けたテーオーケインズが4着に終わったのに、今年はメイショウハリオが連覇するとは…。ジンクスってわからんなあ!
上半期まとめ
レース名 | 賭け金 | リターン |
シンザン記念(GⅢ) | 500円 | 1290円 |
日経新聞杯(GⅡ) | 300円 | 0円 |
京成杯(GⅢ) | 700円 | 11010円 |
きさらぎ賞(GⅢ) | 600円 | 1300円 |
東京新聞杯(GⅢ) | 600円 | 0円 |
京都記念(GⅡ) | 700円 | 0円 |
共同通信杯(GⅢ) | 800円 | 0円 |
弥生賞(GⅡ) | 800円 | 800円 |
金鯱賞(GⅡ) | 1000円 | 0円 |
阪神大賞典(GⅡ) | 800円 | 0円 |
日経賞(GⅡ) | 1000円 | 0円 |
高松宮記念(GⅠ) | 1000円 | 0円 |
大阪杯(GⅠ) | 1000円 | 2130円 |
桜花賞(GⅠ) | 800円 | 0円 |
中山グランドジャンプ(JGⅠ) | 200円 | 0円 |
皐月賞(GⅠ) | 900円 | 1910円 |
天皇賞(春)(GⅠ) | 700円 | 0円 |
京都新聞杯(GⅡ) | 1000円 | 0円 |
NHKマイルカップ(GⅠ) | 1000円 | 0円 |
ヴィクトリアマイル(GⅠ) | 1000円 | 340円 |
オークス(GⅠ) | 1500円 | 0円 |
日本ダービー(GⅠ) | 1000円 | 1510円 |
鳴尾記念(GⅢ) | 200円 | 0円 |
安田記念(GⅠ) | 1800円 | 770円 |
函館スプリントS(GⅢ) | 200円 | 190円 |
エプソムカップ(GⅢ) | 200円 | 470円 |
宝塚記念(GⅠ) | 2200円 | 1200円 |
帝王賞(JpnⅠ) | 700円 | 870円 |
計 | 24200円 | 23790円 |
上半期の収支は-410円となった。…!?いやいやいや京成杯でめっちゃ儲けたなと思ってたのに負け越しとるやんけ!よく見ると昨年に比べて多くのレースに賭けた上、馬券が全部外れるか、ちまちまとしたリターンばかりなので1万円くらいの貯金もすぐ崩してしまった。やっぱりギャンブルは怖いですね。戸締りしとこ。
さて、上半期で一押しのレースはやはり日本ダービー!この記事だけでも共同通信杯→弥生賞と徐々にタスティエーラに愛着を持っていく流れがわかるが、それだけに皐月賞で完璧な先行競馬をしつつソールオリエンスに敗れたのは本当に悔しかった。だからこそ日本ダービーで先行競馬でソールオリエンス相手にやり返し、ダービー馬の栄冠を手にしたのは言葉で言い尽くせない感動がそこにあった。いやーようやく応援できる馬を自分で見出せて感慨深い。あとはケガにだけ気を付けて、菊花賞、そこから先の展望はわからないが、GⅠ級のレースで強さを見せていってほしい。
目標としていた色んな馬券を買ってみるというのはクリアできたのではないだろうか。ボックス買いや軸・流しといった言葉もようやく体にわかってきた。これは経験と見ておきたい。
さて、ここからの馬券方針は…うーむ、収支が実はマイナスだったのは地味にショックだが…もう少し様子を見ようか。新しいものとしては3連単をレースごとに1枚ずつ買ってみたい。3連単なら当たればリターンはそこそこあるだろうし、飛ぶこと前提で考えても1レース100円なわけだし、そこまで痛くないのではないか。…なんて浅いことを考えているのだが果たしてどう出るか。
ナイスネイチャ号の死去に寄せて
5月30日ナイスネイチャ号が亡くなった。享年36歳。ネイチャは重賞ホースでは最長寿で、馬の年齢は人間換算にするとだいたい3倍にすれば良いと言われるので100歳超えの大往生だ。換言すればもうここ何年かはいつ死んでもおかしくなかった。それがここまで生きてくれたのだから本当によく生きてくれたと言うべきなのだろう。
最近でもタイキシャトルやウイニングチケットが亡くなったが、彼らは突然死のように生命を終えたので、悲しみよりも衝撃の方が大きいところがあった。これに比べるとネイチャはバースデードネーションで引退馬を養う資金集めの顔でもあるなど、近況が定期的に報告されていて、5月半ばからは食べられなくなり、死に向かう様子をある程度リアルタイムで追うことができた。それだけに体調に一喜一憂したり、訃報も「やっぱり…」といったガックリ感があった。個人的には母親のウラカワミユキの36歳までは生きてほしいと思っていたが、上記の引退馬協会の報告にも如実な「もうこれ以上は生きられない」状態になる様を見せつけられると「お疲れ様でした」という感想しか許されないだろう。
結局ナイスネイチャに直接会うことは叶わなかったが、30年以上前に競走馬として、記憶に名馬の名を残したあのネイチャが今生きている様子を見られたのはネット社会の恩恵でもあり、力強さを与えてくれた。いつかはお墓に詣でてみたい。それにナイスゴールドやセイントネイチャーら、産駒はまだ生きている。彼らも祖母や父のように長生きしてほしい。