志末与志著『怪獣宇宙MONSTER SPACE』

怪獣monsterのコンテンツを中心に興味の赴くままに色々と綴っていくブログです。

ULTRAMAN EXHIBITION-ウルトラマンシリーズ60周年展- inひらかたパークの感想

 今年はウルトラマンシリーズ60周年!…の割にそこまで動きがある感じもあまりしないが、その中で特筆されるのが「ULTRAMAN EXHIBITION-ウルトラマンシリーズ60周年展-」!その名の通りウルトラマン60年の歴史を振り返っていく展覧会だ。しかも貴重なことに(?)この特別展、ひらかたパークから始まる。…関東圏スタートじゃない巡回企画展、だいぶ久々じゃない?しかしながら、こんなチャンスを逃すことが許されるのか?否!しかも何とウルトラマンマックスのウルトラショット日がある!この機会に撮っておかないとな。という思惑が渦巻き行ってまいりました!

来たぞわれらの
  • ZONE1:『ウルトラQ』-ヒーロー誕生前夜-

 大したことはなく、『Q』怪獣の白黒の小さい垂れ幕が10個ほどぶら下がっているゾーン。ウルトラマン推しの企画で『Q』も触れているだけ頑張っていると言うべきか、焦点がなくてお茶を濁していると言うべきか。どうでもいい話ですが、すぐ前にいた家族連れが特典カードで入手できたスコットをジョーニアスと勘違いしてたり、このゾーンのガラモンをピグモンと説明したりしてたのは、一般的親御さんの端的な解像度って感じで良かった(?)です(ガラモンは『ブレーザー』に出たばっかりのはずだが…出たばっかりってもう3年前なんですよ…ええっ???)。

  • ZONE2:ウルトラマンシリーズの光跡 -Ⅰウルトラマンシリーズ-

 ウルトラマン~パワードまでの歴代シリーズを紹介パネルで振り返っていくゾーン。主に昭和ウルトラマンとその変身者、必殺技、名エピソードを数話紹介している。名エピソードと言ってもスチール写真とサブタイトルくらいしかないので、本当にさわりの部分といったところ。

  • ZONE3:ウルトラマンシリーズの光跡 -Ⅱ平成ウルトラマンシリーズ-

 ティガ~メビウスのいわゆる平成ウルトラマを紹介パネルで振り返っていくゾーン。ZONE2が名エピソードを紹介していたのに対して、名言集みたいなコーナーがあるのが、平成は一話完結の単話紹介よりも、大河的構成の中での名台詞重視を感じますね。最近は親世代が平成ウルトラ世代になってるので、家族連れが体感一番盛り上がってたのがここなイメージ。

ダイゴの写真を使えてるのがすごい
ZONE4直前部分の上でウルトラヒーロー共演シーン集をやってたけど、UFZのみならずヒカリとザムシャーの場面とかがあって良かった
オリジンサーガも忘れられてない!
  • ZONE4:光と共に立ち向かった仲間たち

 要するに防衛チーム特集のゾーン。隊員服が飾られていたり、シリーズから選抜された人間サイドの名言が壁に書かれていたりする。防衛チームもMATやGUTS、ZAP、UPGと時代満遍なくチョイスされている。

名言…?
  • ZONE5:光を紡いだ作品

 個別紹介がなかった映画・OV・近年の配信作品などをポスターで紹介するゾーン。なかなかマニアックではあったが、なぜか『ウルトラニャン』だけなかった。何で…?ちなみに真ん中に作品紹介のタッチパネルもあったが子供らが独占していたので私は触っていない。

我がウルトラ原点の一つである『母をたずねて300万光年』もあってご満悦
  • ZONE6:ウルトラマンシリーズの光跡 -Ⅲニュージェネレーションウルトラマン-

 ニュージェネレーションウルトラマンを紹介するゾーンで各ウルトラマン紹介パネルもタイプチェンジ、必殺技、サブヒーロー、ライバルキャラクター、変身シークエンスなど一気に具体的になる。でも『X』とか『ブレーザー』とかシリーズを通したヴィランが明確でなかった作品でもライバル的怪獣を選抜していたりして、そこはなくても良かったんじゃないか。

『ギンガ』のサブ枠はタロウでジャンナインは写真のみ。うーん、ここは逆にしてほしかった(タロウもSD状態がデフォだし)
ブレーザーのサブ枠でアースガロンは妥当としてザンギルさん!?こいつ『ブレーザー』だと1話だけしか出てないだろ!
『オメガ』は最終回を受けてコウセイとの変身になってるのが現行作品の特権ですね
  • ZONE7:光の回廊

 SNSで流れてくる写真を見ててっきりマスクが展示されているのを撮影可能なゾーンかと思ったら、すでに撮った写真を並べて展示にしていた。いやこれはこれでカッコいいんだけど、SNSで単品写真を上げられてたらてっきりマスクくらいは実物があると思うじゃん?

カッコいいけど、この光り方は生で見たかったぜ三人衆
  • ZONE8:闇との対峙 -何度でも立ち上がるウルトラマン-

 ここまではパネルが多かったが、ここでようやく着ぐるみ実物が登場。

ぶよっとしたゼットンくん
ヒッポリト星人。ウルトラマンを6人抜きしたと書くとめっちゃ強豪(タイラントは6人目のタロウに倒されたので地味に達成していない)
テンペラー星人。昭和怪獣は全員イベント用スーツなので造詣がダルい
エタルガー。何度見ても顔が怖い
ギャラクトロン。こいつも今年で10年選手
メインカラーが白なだけあって汚れがあると目立ってしまうがそれが逆に歴戦の経歴を感じる


新顔ほやほやのゾメラ。「オエー」とでも言いたげな表情が魅力
尻尾が見えたりするのは結構貴重
アラサーでこれを嫌いな人はいない(断言)

 どうでもいいですが、もっと人が来ることを期待していたのか、置いてる造形物も計8体でセット再現もティガ対ガタノゾーアだけだし、空間的には余裕があるエリアでした(と言うか「何度でも立ち上がるウルトラマン」を謳う割にウルトラマンがティガしかいなくない?)。

新ヒーロー・ウルトラマンテオが早くも展示!やはり独特な鼻筋
オーソドックスと見せかけて背中はブレーザーやオメガと似たような処理
  • ZONE9:with U

 最後のゾーン。三方向に昭和・平成・ニュージェネで分かれて全ウルトラマンが居並ぶ前にスクリーンがあり、10分弱の映像が流れ、映像が終わると3分だけウルトラマンたちと撮影できる時間になる。映像は歴代ウルトラマン紹介→強敵出現とウルトラマンの敗北→人間の声援による再起、最強形態登場、必殺技!という王道ながら熱い構成。もうこれ見るだけでも今回の元は取ったレベルでウルトラマンが好きで良かったと思えた…!それでいて同時に三画面観るのは無理なので結局3回見る羽目になったわけですが、正直ずっとあの空間にいてもいいくらいだった。
 でも映像の始まりが、新規映像による青い球を追う赤い球→赤い球が地球の地上に激突!→ハヤタにベーターカプセルを授けるウルトラマン(これは1話の映像)なのはいきなり偽史で笑ってしまう。業務上過失致死スタートは締まらないけどさあ、すごい美化の仕方だ…。

まとめ

 その後はデパートとウルトラショットがあり相応に楽しんだわけだが、全体的に展示面は弱かった印象は否めない。これなら毎年のEXPOの方が展示の見せ方は頑張っているし、資料性もあるんじゃないか。ただし、それは単に今回の展示の欠点を意味するわけでもないとは思っている。これは紹介展示パネルをタネに家族や友人同士で会話を広げていくことを意図していると思われるからだ。日本社会で暮らしていればどこかでウルトラマンと接点はあるはずで、その接点への取っ掛かりは今回の展示に随所にある。この記事では省略しているが当時の世相やコーヒー、ガソリンの料金推移などもあって、ウルトラマンだけではなく「昔はこういう時代だった」も語れるのだ。そういう意味ではワイワイ話すのが作り手の「狙い」であって、単身来てしまった私は損をしているのかもしれない。とは言え、ZONE9の体験だけでも元は取れるレベルではあるし、ウルトラマンが好きなのであれば是非とも「体験」を勧めたい内容だったので、皆さん来ましょう!

ショットでは無事マックスとも撮れましたが入場特典もマックスでマックス尽くしだ!
トライガロンアーマーだけ多くない?