志末与志著『怪獣宇宙MONSTER SPACE』

怪獣monsterのコンテンツを中心に興味の赴くままに色々と綴っていくブログです。

ウルトラマンゼノン論―颯爽登場で終わったウルトラマンは未来をつかみとれるのか

 ウルトラマンゼノンとは『ウルトラマンマックス』第13話「ゼットンの娘」において、マックスに続くもう1人のウルトラマンとして登場したウルトラマンである。しかし、『ウルトラマンマックス』は原点回帰を強く志すシリーズであったため、ゼノンはマックスに次ぐサブ戦士としての活躍が期待されたものの13話以来再登場を果たすことなく、『マックス』の最終回を迎えてしまった。最終回には一応登場はしたが、最後の戦いには加わらず、地球から去るマックスを宇宙で出迎えるだけであった。ゼノンは歴代ウルトラマンの中でも最も活躍が少ないウルトラマンになってしまったのである。
 なぜ、ゼノンは華々しく登場しながらこのようなことになってしまったのか、今後ゼノンが活躍する機会はあるのだろうか?

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【ポケモンGO】チコリータの高さと重さについての報告と分析

 私事ですが、先日ポケモンGOチコリータ50匹目を捕まえました!
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 言うまでもありませんが、これがチコリータです。とてもかわいいですね。
 チコリータを発見すれば、即ズリの実、モンスターボールを投げ続けるのは当たり前ですよね!*1さらに私はリリースもしていませんので、50匹全ての高さや重さのデータが揃っているわけです。
 チコリータの基本的な高さと重さと言えば、ウツギ博士の示した「高さ:0.9メートル 重さ:6.4キログラム」というデータが一般に知られています。しかし、このデータは高さって結局どこからどこまでの長さを指しているのか?本当に正しいのでしょうか。というわけで実際の捕獲データをまとめてみましたのがこのコラムです。

*1:ちなみに6匹ほどは捕獲が叶わず逃げられてしまっています。縁がありませんでした…

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ウルトラマンマックスの出身地論―「M78星雲のどこか」

 平成17年(2005)の夏―家族とともに伯父夫妻の家を訪れ、その際リビングの卓上カレンダーで初めてウルトラマンマックスの姿を見た。当時は中学生だったが、伯父夫妻の息子たち、つまり私の従弟は一回り下の年齢であり、特撮を「卒業」したと言っても、伯父夫婦の家に行くたびに子供部屋に入って玩具をガチャガチャしつつ「今のウルトラマン仮面ライダー)はこうなってるのか~」などと言ったりしていたのだが、まあそれはどうでもいい。大事なのは卓上カレンダーにウルトラマンマックスとともに書かれていた文言である。
 何とそこには「M78星雲からやって来た!」とのコピーが!*1
 M78星雲出身!!!
 やっと、やっとウルトラマンM78星雲に帰ってきたのか…と当時の私は感慨深く思ったもののである。

*1:記憶の中なので細かい表現は微妙に違うかもしれない

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『ウルトラマンギンガ』ジャンナイン論・第4章「今戦うときが来た!:『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』」

 『ウルトラマンギンガ』の最初の劇場版です。同時上映の『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』を含めても上映時間は40分ちょっと、しかも全国公開とはいえ上映館数は約20館しかありません。まさに「劇場スペシャル」としか言えないようなつつましさですが、この作品に『ギンガ』らしさの全てが詰まっていると言っても過言ではない出来栄えになっています。
 この作品において、ジャンナインも映画初登場を果たしています。その出番と活躍を見て行きましょう。

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『劇場版ウルトラマンジード』にウルティメイトフォースゼロが登場した「意味」はあったのか

1 はじめに
 平成30年(2018)3月10日、『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』が劇場公開されました。この映画には色々と見所があったかと思いますが、私が注目していたのはウルティメイトフォースゼロのヒーローたちが登場するということでした(それ以外の要素は無価値だと言っているわけではありませんので誤解なさらないようにお願いします)。『ウルトラマンギンガ』のジャンナインや『新ウルトラマン列伝』でのナビゲートパートなどを除けば、ウルティメイトフォースゼロの新作への出演は実に平成25年(2013)3月に最終回を迎えた『ウルトラゼロファイト』以来、すなわち5年振りという登場でした。ああ、長かった…
 ところで『劇場版ジード』へのウルティメイトフォースゼロの登場は公開前に特に目玉として推されているわけではありませんでした。平成29年(2017)11月末に映画の初報が出た段階で「声の出演」に緑川光神谷浩史関智一入野自由という錚々たる名前があり、もうほとんど登場がバレていたにも関わらず*1、「ウルティメイトフォースゼロも登場!」というトピックが宣伝されることはほとんどなく(雑誌等では登場するよという情報はありましたし、出演者インタビューでも触れられてはいましたが)、『ウルトラマンオーブTHE CHRONICLE』内で光線を発射する予告映像が流れて初めて登場を知る人もいました。実際声付きで喋るのは確定として「それ以上」がどこまで望めるのか?というのは公開前の時点ではいま一つ判然とせず、その一方で先行上映組からは「ウルトラマンゼロの新作としても見られるものになっている」「ウルティメイトフォースゼロのファンなら観るべきだ」などの感想もあり、逆にそれならなぜどういう登場をするのかがあまり漏れ聞こえてこないのか、不思議でした。
 そのような疑問は実際に公開初日に映画を観て「なるほど、そういうことか」と色々と納得できました。何が「そういうこと」なのかは追って話していきますが、映画を観た後に最も気になったのは「この映画を観た人はウルティメイトフォースゼロの出番をどう思ってくれたのだろうか?」ということです。幸いにして私が観た時は他の観客(大人も子供も)の奴らの言動への反応は良く、適当に感想を漁っても好意的なものがほとんどでとりあえずはほっとしました。
 ただ、それでもチラホラ「出た意味なくない?」「登場してうれしかった。終わり」など「登場した意味」がなかったのではないかという感想も目につきました。また、好意的な感想に見えても「最後のアレがやりたくて出したんだろ?」といったものは、穿って見ると「最後のアレ以外出た意味ないよな」とも取れるわけです。私はこの映画のスタッフでも何でもない一観客ですが、ウルティメイトフォースゼロのファンでもありこういう意見を見てしまうと「痛いところだな」と思ってしまうわけです。
 というわけでわざわざ「登場した意味」はあったのか、あるのならどういうところにあるのか、一ファンとしての存念を(自己満足として)語っていこうというのがこのコラムです。理解がある方のみお付き合いください。

*1:ウルトラマンゼロシリーズに深く関わっていたプロデューサー・岡崎聖氏はイベントでこれはイカルス星人とグリッドマン、PALに優が出るんでしょ?とジョークを飛ばしたりもしていましたね

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『ウルトラマンギンガ』ジャンナイン論・第3章「『ギンガ』のジャンナインはスパークドールズか?」

 『ウルトラマンギンガ』に登場する怪獣・ウルトラマン基本的にダークスパークウォーズを経て、ギンガ宇宙に飛ばされてきた存在です。

 『ギンガ』に登場する怪獣もウルトラマンスパークドールズ化されて意志を奪われた存在であり、名前の末尾に(SD)というスパークドールズ由来の存在であることが示されます(スパークドールズ化を左右するギンガと闇の支配者のみ例外)。

 例えば、『ギンガ』ではウルトラマンタロウやサンダーダランビア、ティガダークなどが登場しますが、ムックや公式サイトでは彼らもウルトラマンタロウ(SD)、サンダーダランビア(SD)、ティガダーク(SD)などと表記されるわけです(元がスパークドールズなので、身長体重設定もスパークドールズサイズ~巨大化サイズという風に表示されています)。

 スパークドールズの彼らが元の姿に戻れる方法…それはギンガスパークやダークスパークの力で呪いを解くことです。ウルトライブやダークライブにより、スパークドールズは元の姿に戻る事が出来、ライブした存在によって操られます(ライブされた怪獣やウルトラマンの意識はありません)。

 そして、戦闘が終わるか倒されるかすると、再びスパークドールズに戻ります(恒常的に呪いを解くには闇の支配者を倒さなければなりません)。

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開設の辞

どうも、志末与志です。

これまではTwitterで種々思ったことどもを述べて参りましたが、140字だとだらだら長々とはなかなか書けないと思うことも多くなり、ブログを開設しました。

気付けば、自分のホームページを持ちたいという思いは長くあり、Twitterをやり始めたのがちょうど6年前、今回ブログ開設となりまして、このペースだとホームページを実際に作るのは10年後くらいかなと思うわけであります。

まあ最初は不慣れと思いますが、ぼちぼちやって行きますのでどうかよろしく。